スポンサーリンク

京大機械工学群の院試 vol.3 当日体験談

院試
スポンサーリンク

どうも,ておておです!

今回は京都大学 工学研究科 機械工学群の院試第3弾ということで当日体験談について記事にしてみました.

京大機械工学群の院試の概要と筆記試験の対策については以下の記事にまとめているので,そちらも参考にしてください.

スポンサーリンク

新型コロナウイルスの影響

私が受験した年は新型コロナウイルスの影響で世界中が混乱していた年でした.他大学だと試験がオンライン試験になったり,筆記試験が中止になったりなど様々な変更点がありましたが,京大機械工学群の院試は大きな変更点はありませんでした.毎年対面で行われる院試説明会がオンライン上での開催になったり,出願方法が少しだけ変化したりと,それほど影響がない変更点しかありませんでした.

当日体験談

試験当日の体験談を書いていきます.

試験前日

私は東京に住んでいるので新幹線を使って京都まで移動をしました.

15時ごろ予約していたホテルに到着しチェックインを済ませたあと,試験会場の下見に行きました.

試験は京大の桂キャンパスで行われるのですが,思っていたよりも山の中にあってびっくりしました笑.メインのキャンパス(吉田キャンパス)には以前行ったことがあったのですが,そことは全然違いますね.工学部ってどこの大学でも僻地のキャンパスに追いやられるイメージがあるのは私だけでしょうか.ただ,標高が高いこともあって景色はめっちゃ良かったです.京都市内が一望出来ていい眺めでした.

そんなこんなで下見をしていたのですが,めっちゃ暑かった.京都は盆地なためか東京よりも数段暑く感じました.しかも降りるバス停を間違えたりして長い距離を歩く羽目になったので,体力をかなり消耗してしまいました.

下見を終えホテルに帰り,次の日の科目の最終確認をしてこの日はすぐに寝ました.

試験1日目

会場には1時間前ぐらいに到着しました.が,会場となる講義室はまだ準備中で入れないということだったので,近くの待合室みたいなところで重要事項の確認を行っていました.

ここですごい疎外感を感じました.周りいた内部生と思われる人たちはおしゃべりをしている人がほとんどだったのですが,その中で外部からの受験者の私は独りぼっちだったのでかなり孤独感が強かったです.試験前で緊張している中,さらに孤独感が追い打ちをかけて私の精神を苦しめていきました.

試験会場となる講義室に入り机の上の準備をした後に,検温が行われました.新型コロナウイルス感染症対策だそうです.ここで高い体温が検出された場合は感染症対策の観点から筆記試験を受験することが許可されない,つまり不合格になってしまうので,少し緊張しました.

しばらくして数学の試験が始まりました.解答用紙は罫線とかは何もない無地のものが大問1つにつき8枚ぐらい用意されていました.

1つ目の大問は線形代数でした.最初に見たときは「えっ?!四項間漸化式?こんなの知らないんだけど?」と思いましたが,誘導に沿って解けば計算量は少し多いものの,かなり簡単な問題でした.個人的に行列の計算で計算ミスを犯す可能性が高かったので注意深く計算していきました.ちょうど試験時間半分の60分が経過したぐらいで大問1を完答することが出来ました.

「よっしゃぁ,一問目完答ぅ!」と少しテンション上がりながら2問目に進みます.

2つ目の大問は微分積分と微分方程式でした.問題文にデカルト座標系とか書いてあって「なにそれ?知らないんだけど?」って感じで焦りましたが,問題を読んでくうちにただの直交座標系のことだと分かり安心しました.前半の問題は高校の期末テストかよってぐらい簡単な微分積分の問題でした.後半の問題は微分方程式の問題でしたがこっちはよく分からなくて,あまりできませんでした.

結果,数学は計算ミスを考慮して6-7割ぐらいかなぁって感じです.

ここから昼休憩になり昼食をとっていたのですが,また疎外感を感じました.周りの内部生は楽しそうに話している中で一人で寂しくパンを頬張っていました.正直疎外感がここまで辛いとは思っていなかったです.

午後は機械力学でした.解答用紙は数学と同じようなものでした.

1つ目の大問は剛体の力学でした.が,これが難しくて全然解けなかった.20分ぐらい経過したところでペンが止まってしまったので,とりあえず2問目を解くことにしました.

2つ目の大問は典型的な多自由度振動系の問題でした.が,1つ目の大問が出来なくて焦っていたためか計算ミスを連発.検算している途中に気付いたからよかったものの,気付かなかったらどうなっていたことか….また,系の固有振動数を求める問題も解き方をド忘れしてしまい,典型問題にもかかわらず6-7割ぐらいしか解けませんでした.

試験時間が残り15分ぐらいのところで2問目を終わらせ,解けなかった1問目に戻ろうとしたのですが,ここでさらに悪いことに急に尿意を催してきました.2つ目の大問でかなりの時間を使ってしまったのでここでトイレに行って時間を無駄にするのはまずいと思って我慢していたのですが,そのせいで集中が出来なくなりました.今考えると,あの時トイレに行ってしまったほうが良かったですね.

結果,機械力学は悲惨な結果に終わりました.5割ぐらいしか得点できないだろうなといった感じです.

こんな感じで1日目の試験が終了し,ホテルに帰りました.その後,夕食のために「極鶏」というラーメン屋に行ったのですが,めっちゃおいしかったです.

夕食から戻った後は次の日の科目の最終確認を少しだけして,早めに寝ました.

試験2日目

この日も会場には1時間前ぐらいに到着しました.

前日同様に,近くの待合室で疎外感を感じながら最終確認をし,試験室に入室した後に机の上の準備と検温を行いました.

その後,専門科目の解答用紙が配られたのですが,ものすごい枚数の解答用紙がありました.解答用紙は1日目と同じ形式で,特に罫線とかもなく無地のものでしたが,1つの大問につき6枚くらいの解答用紙があったので24枚ぐらい解答用紙がありました.

いよいよ専門科目の試験が始まりました.1つ目の大問は流体力学です.前半のベルヌーイの定理の証明に関する問題はあまり対策していなかった部分だったのであまり解けませんでした.後半の複素速度ポテンシャルは典型的な問題だったのですらすらと解き進めることが出来ました.ただ,最後の問題だけは計算量が多そうで時間がかかりそうだったのでパスしました.大体45分ぐらいで解き終わり,次の問題へ進みました.

2つ目の大問は熱力学です.ブレイトンサイクルとノズル内の流れに関する問題だったのですが,この手の問題は東大航空宇宙工学専攻の対策でめっちゃ勉強したので,止まることなく完答することが出来ました.計算ミスを考慮しても9割ぐらいは得点できたと思います.

この辺でトイレに行く人が何人か出てきました.210分の長丁場ですし,会場はエアコンが効いていて少し寒いぐらいだったので,試験終了までに全体の3割ぐらいの人は途中でトイレに行っていたと思います.

3つ目の大問は材料力学です.この大問は材料力学の勉強不足がもろに現れる結果となりました.ひずみエネルギーとかカスチリアノの定理とかの演習をあまり積んでいなかったので全然解けませんでした.後半ではモールのひずみ円という聞いたことのないもの(モールの応力円は知ってた)が出題されたりして,完全にお手上げ状態でした.多分2-3割ぐらいしか得点できてないと思います.材料力学は20分ぐらい解いたところで完全にペンが止まったので,あきらめて制御工学の問題を解くことにしました.

材料力学が終わった時点で少しだけ尿意を催していたので,試験官にトイレに行きたいことを伝えトイレに行きました.1日目の機械力学で尿意によって集中できなかったことを反省して少しでも尿意を感じたらトイレに行こうと試験前に決めていました.おかげで,その後尿意のせいで集中できないということはなかったです.

4つ目の大問は制御工学です.ロケットの制御に関する問題で,一見すると難しいように見えますが,冷静に考えると典型的な古典制御の問題に帰着できるような問題です.最初は難しく考えすぎてしまい,全然ペンが進まないまま30分ぐらいが経ってしまいました.その後,何とか典型的な問題に帰着させることができ,解き進めることが出来ました.完答とまでは行きませんでしたが,7割ぐらいは得点できたかなと思います.

全体の出来栄えとしては,計算ミスも考慮して

  • 流体力学 6-7割
  • 熱力学  9割
  • 材料力学 2-3割
  • 制御工学 7割
  • 合計   6割

ぐらいの得点かなぁって感じです.

専門科目の試験が終わった後は,志望校調査の書類が配られそれを提出しました.京大の他にどこの大学院を受験したかとか,それらの大学院の志望順位を記入しました.この書類は事務的な手続きに使用されるものなので,合否には関係ありません.なので,京大が第一志望でない人も嘘をつく必要はないと思います.私は正直に京大を第三志望(第一志望:東大,第二志望:東工大)と書いて提出しました.

その後奨学金に関する書類と,辞退届(京大に合格したが,他大学院に進学する場合に提出する書類)が配られ,すべての試験が終わりました.

終わった後は京都駅前の伊勢丹11階のせいろ料理のお店で豪華な食事を満喫し,家族や友人のためのお土産を京都駅で購入しました.そして夕方の新幹線で東京へ帰りました.

帰宅後も3日後に控えている東大航空宇宙の院試のために少しだけ勉強しようと思ったのですが,思ったよりも疲れていたのですぐに寝てしまいました.

最後に

いかがだったでしょうか.かなり長い記事でしたが,ここまで読んでいただきありがとうございました.

何か質問等あれば気軽にコメントまで!

コメント

タイトルとURLをコピーしました