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実際,院試で他大学を受けるのってどうなの?

院試
(C)JAXA/三菱重工
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どうも,ておておです!

私はつい先日まで大学院入試において他大学を受験していました.

受験した大学は

  • 東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
  • 京都大学大学院 工学研究科 機械工学群
  • 東京工業大学大学院 工学院 機械系

の3つです.そしてこの3つの大学すべてに合格することが出来ました.

この記事ではなぜ私が院試で他大学を受けることを決意したのか,院試の難易度はどうなのか,院試に本気で取り組むことへのメリットについて書いていきたいと思います.

初めに注意点を申し上げておきますが,私は学士課程では機械工学を専攻しており,受験した大学院も機械工学に関する学科を受験しました.機械工学以外の学科を受けようとしている方にとっては間違った情報も含まれているかもしれませんので,あらかじめご了承ください.

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他大学を受けることを決意した理由

まずは私が院試で他大学を受験することを決心した経緯について軽く紹介します.

私が院試で他大学を受験しようと思った理由は,自分のやりたい研究を行うためでした.私が興味を持っていた分野の研究をメインで行っている研究室が私が所属していた大学には無かったんですよね.自分の大学ではやりたい研究ができない,それが私が他大学を受験することを決意した一番大きな理由です.

私のように,大学で自分のやりたい研究ができないという人は多いのではないかと思います.私の知り合いにも,やりたい研究があるけれどもその研究を行っている研究室が無いために仕方なく他の分野の研究をするという人が何人かいました.

また,多くの人は大学受験の際に自分のやりたいことを考えて進学する大学や学部を決定するかと思いますが,大学に入ってからやりたいことが変わったり,思ってたのと違うと感じる人もいるかもしれません.

そのような人は院試で自分のやりたいことができる他の大学や他の学部にチャレンジしてみてはいかがでしょうか.

ちなみに,院試で他大学を受験する目的として最終学歴を高くすることがしばしば挙げられていますが,私の場合にはそれはありませんでした.

院試って難しいの?

大学院入試で他大学を受けるか受けないか迷っている人が一番気にするのがこれだと思います.院試の難しさについて

  • 試験問題の難易度
  • 内部生と外部生の情報量の差

という2つの項目から解説したいと思います.

試験問題の難易度

院試の試験問題の難易度は国内トップの大学でもそこまで難しくないことが多いです.しっかりと対策をしていれば全く歯が立たないという問題はあまりないと思います.

ただ,「しっかりと対策をすれば難しくない」を「あまり対策しなくても解けるほど簡単」と勘違いしないように気を付けてください(実際私の友人にそういう人がいました).基礎問題であれば迷うことなく解けるようになった人にとってはそこまで難しくないという意味です.

あと,「院試の問題は大学受験程度の知識で解ける」ということを言っている人を見かけたことがありますがそんなことは絶対にありません.確かに小問の中の一つが大学受験程度の知識で解けるということはたまにありましたが,ほぼすべての問題は大学で習う内容から出題されます.

内部生との情報量の差

他の大学を受験する場合,「情報量の少なさ」という点が一番困る点だと思います.そしてこれが内部からの受験生と外部からの受験生の最大の違いです.外部生がなかなか得ることができない情報として以下のような物があります.

過去問

内部生は大量の過去問とその解答を持っています.先輩から過去問を引き継ぎ,それを用いて院試の対策をし,院試が終われば自分の年の問題と解答を追加したうえで下の学年に引き渡すというシステムが出来上がっているようです.実際私も,自分の大学の院試の問題と解答は過去20年分ぐらい持っていました.

対して外部生は大学のホームページで公開されている過去問しか手に入れることができません.しかしホームページで公開されている過去問って過去3年分ぐらいしか無かったりするんですよね.さらに悪いことに,解答が公開されていないことがほとんどなので過去問を解いてもそれが合っているのかわからないという状況に陥ります.

試験範囲

私の場合,過去問が手に入らないことよりもこっちのほうが辛かったです.

外部生にとって,どこまでが試験範囲なのかが非常に分かりにくいんですよね.なぜなら大学の授業って教授によって教える範囲が全然違うからです.

例えば,一口に「線形代数」といってもその内容は多岐にわたります.そのためA大学の「線形代数」の授業とB大学の「線形代数」の授業は扱っている学問こそ同じであるものの教える範囲が異なっているという場合があります.そうすると自分の大学で習ったことが試験範囲に含まれなかったり,逆に習っていないことが試験範囲に含まれていたりする場合があるのです.

その結果,試験に出ない範囲を勉強してしまったり,逆に全く見たことのない範囲から問題が出されることがあるわけです.

もし過去問を大量に持っているのならば,それを分析して試験範囲を調べることもできるのですが,先に述べたように外部生は過去問を数年分しか手に入れることができないので,それもできません.

対して内部生は自分の大学の授業で習った範囲が試験範囲になるので試験範囲でほとんど迷うことは無いでしょう.大量に過去問を持っているのでそれを使っても試験範囲を調べることができるはずですし,先輩が出題範囲の傾向を分析した資料を持っている可能性も高いです.

このほかにも合格最低点の情報や解答用紙の形式など,外部生が手に入れることが難しい情報がたくさんあります.しかし,合格するためには情報をたくさん持っている内部生よりも高得点を取らなければなりません.これが院試で他大学を受験する際の本質的な難しさだと思います.

まとめ

大学院入試の難しさについて私が感じたことを書きました.個人的には,情報量による内部生へのハンデはあるものの,時間をかけてしっかりと対策をすれば希望する大学に合格できる可能性はかなり高いと思っています.

内部生は2~3か月という比較的短い期間しか院試のための勉強をしない人が多いため,もっと早い段階から院試のための勉強を始めれば,情報量のハンデは克服できるかと思います.私の場合は本格的に勉強を始めたのは10か月前ぐらいからでした.

他大学を受験するメリット

先に述べた通り,院試で他大学を受験することを決意した理由はやりたい研究をやるためでした.しかし,院試が終わった今振り返ると,やりたい研究ができるということ以外に,他大学を受験してよかったなと思う点が1つあります.それは学士課程の4年間の間に習ったことをちゃんと理解することができたという点です.

恥ずかしながら,私は院試で他大学を受けることを決意するまでは期末テストのためだけの一夜漬けの付け焼き刃的な勉強しかしてきませんでした.当然そのような勉強では授業の内容を理解することは出来ません.そして,理解ができていないままさらに発展的な授業を受けることとなります.こうしているうちに芋づる式に理解が進まず,最終的には授業を聞いていても全く理解できないという状況になってしまったのです.勉強しないとまずいことは分かっているけれどめんどくさい,という気持ちから私はそのような悲惨な状況を見て見ぬふりをしていたのです.

しかし,他大学を受験するということを決意し,本格的に勉強をしたおかげで今まで理解することができなかった内容をかなり理解することができるようになりました.「他大学に合格する」という目標ができたおかげで勉強をしなければならない状況が生まれ,そのおかげで「めんどくさい」という気持ちを打ち払って勉強をすることができたのです.

私のように大学の授業の内容をあまり理解できていないという状況を見て見ぬふりをしている人は多いのではないでしょうか.そういう人にはぜひ本気で院試の勉強に取り組むことをお勧めします.

最後に

今回は大学院入試について自分の経験談や考えを紹介させていただきました.もしこの記事が今後大学院入試を受けようと考えている方の参考になれば幸いです.

ということで今回の記事はここまでです.コメント等あれば遠慮なくどうぞ!

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