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院試ってどのぐらい勉強すれば受かるの?~東大合格への軌跡~

院試
(C)JAXA/三菱重工
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どうも,ておておです!

私は2021年度の院試で

  • 東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
  • 京都大学大学院 工学研究科 機械工学群
  • 東京工業大学大学院 工学院 機械系

の3つの大学に合格することが出来ました.

この記事では私が院試合格に向けてどのような日々を過ごしていたのか,院試までの1年間を振り返りたいと思います.

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学部3年の秋

私が本格的に院試のことを考えるようになったのは試験1年前の秋頃でした.

私所属していたの大学では学部4年次に研究室に配属されるので,学部3年生の秋ごろからどのような研究室があるのかを本格的に調べ始めていました.その際に私が興味のある分野の研究を行っている研究室が私の通っていた大学には無いことに気が付きました.いろいろと考えた結果,「自分のやりたい研究をするには外部の大学へ行くしかない」との結論に至り,外部の大学院を受験することを決意しました.

まずはインターネットを使って様々な研究室の情報を調べ,志望校を

  • 東京大学 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
  • 京都大学 工学研究科 機械工学群
  • 東京工業大学 工学院 機械系

の3つに絞りました.さらに,その3つの大学の院試についての情報をインターネットを使って調べました.

10月の初旬ごろには院試に向けてどのような勉強をすればよいのか,どのような計画で勉強を進めていくのかを大まかに決めていました.

院試が終わった今振り返ると,この時期から院試の対策を始めたことが良い結果を残せた最大の理由だと思います.内部生は試験2,3ヶ月前から対策を始めるらしいので,試験1年前のこの時期から勉強をしておけば外部生でも合格率はかなり高くなると思います.というか,内部生は良く2,3ヶ月の勉強で合格できますよね.

10~12月

院試に向けた勉強を本格的に始めたのは学部3年生の10月ごろでした.勉強を始めたてのころは,あまりにも授業で習った内容を覚えて無さ過ぎて酷かったです.最初に手を付けたのは材料力学だったのですが,「断面二次モーメントってなんか聞いたことある気がするなぁ」みたいに最重要項目すらも覚えて無かったです.今までテスト勉強のための付け焼き刃的な勉強をしていたのが完全に露呈していましたね…汗.

材料力学の勉強は12月中旬ごろに一通り終わったので,そこからは熱力学を勉強し始めました.

また,材料力学や熱力学と並行して数学の勉強もしていました.年明けまでに微分積分と線形代数は終わらせていました.

このころの勉強時間は1日3-4時間でした.大学の授業が終わってから大学の図書館で勉強をして,帰るという生活を続けていました.

私の周りにはこの時期から院試の勉強をしている人なんて全くいなくて遊んでいる人ばっかりだったので,その中で院試へのモチベーションを保つのが非常に大変でした.特に勉強を始めて最初の3ヶ月間はかなり辛かったです.我ながら良くモチベーションを保てたと思います.ちなみに,TwitterなどのSNSで院試用のアカウントを作って交流している人がいますが,私はそういうのが大嫌いだったので一切関わりませんでした笑.

1月

院試勉強を始めて3か月ぐらい経ち,このころから少しずつ勉強の成果が現れてきました.そのおかげでそれまで辛かった勉強が楽しくなってきました.ここから院試が終わるまで,勉強が辛い,やりたくないと思ったことはあまりなかったです.

1月も1日に3-4時間ぐらい勉強していました.引き続き大学の授業が終わってから大学の図書館で勉強をして,帰るという生活を続けていました.

そういえば新型コロナウイルス感染症の報道を始めて見かけたのも1月ぐらいでしたね.新聞の端の方に小さな記事になっていたのを覚えています.あの頃は「なんか新しいウイルスが出たのかー」ぐらい軽く考えていました.まさか後に世界中が大混乱に陥るとは全く想像していませんでした.

2月~3月(春休み)

2月上旬に期末テストが終わり,春休みに入りました.春休みは院試勉強にもっと本腰を入れなきゃと思いつつ,友達と旅行に行ったりと結構遊んでましたね笑.完全に周りからの誘惑に負けてしまっていました…笑.

春休みに入って初めのころは数学の勉強に比重を置いていました.というのも数学の理解が追い付いていないせいで専門科目の勉強が進まないということが多々あったからです.春休みが終わるまでに常微分方程式と複素関数,ベクトル解析,ラプラス変換の勉強は終わらせていました.

専門科目は,2月中旬ごろに熱力学が一通り終わり,流体力学を勉強し始めました.流体力学は範囲が広いし難しいしで思ったように勉強が進みませんでした.流体力学が一通り終わったのは3月の下旬頃でした.

流体力学が終わると機械力学を勉強し始めました.機械力学は私にとって四大力学の中で最も理解しやすい科目だったので,それまでと比べるとスムーズに勉強が進みました.

春休みは主に大学の図書館で勉強をしていました.わからない所があっても図書館にある大量の参考書をすぐに調べることが出来て便利だったからです.3月中旬ごろから新型コロナウイルス感染症予防のために外出を控えなければならなくなってきたので,家で勉強するようになりました.

春休みの勉強時間は平均5-6時間ぐらいだったと思います.

4月

4月上旬に配属される研究室が発表され,研究室生活が始まる…と思いきや新型コロナウイルス感染症の影響で大学への登校が禁止されたので家に籠っていました.研究活動はオンライン上で行っていました.

このへんから研究のための勉強もしなければならず,思うように院試勉強が進まなくなりました.また,家にずっと籠っていたせいで,だらけてしまうことも多くなりました.勉強が嫌なわけではないのですが,どうしても他の誘惑に負けてしまうんですよね.4月と5月は平均で一日1-2時間ぐらいしか勉強をしていませんでした.

専門科目は機械力学が終わった後は制御工学の勉強をしていました.

数学は4月でとりあえず一通りの勉強は終わりました.

5月

初旬に東大の工学系研究科から,新型コロナウイルスの影響で試験当日にTOEFL-ITPを実施しないことが発表されました.その代わりに,事前にTOEFL-iBTを受験しろとのことでした1.私は京都大学の院試のためにTOEFL-iBTを受験する予定だったので特に影響はありませんでしたが,東大の内部生は突然の変更の発表にプチ炎上していたらしいです笑.

下旬に東大航空宇宙の募集要項が公開され,試験がオンラインで行わることと数学の試験がなくなったことが発表されました.これにはびっくりしましたね.東大で数学がなくなったとしても京大や東工大の対策のために数学の勉強はしなければならなかったので,今まで通りに数学を勉強をすることにしました.

院試勉強は4月同様平均で一日1-2時間ぐらいしか勉強をしていませんでした.

6月

中旬ごろから出願シーズンが始まるので,出願の準備を始めました.出願をミスったら大変なことになるので,隅から隅まで募集要項を読まなければならないわけですが,出願要項ってすごく分かりにくく書かれているので,時間と労力をかなり費やしました.もう少し分かりやすい募集要項にすることは出来ないのでしょうか….

また,出願のギリギリで提出に必要な書類を用意していないことに気付き,提出しなければならない書類(成績証明書とか)を大慌てで自大の教務課に発行してもらいました.教務課の皆さん,ご迷惑をおかけしてごめんなさい…汗.

6月は一日平均6時間ぐらい勉強していたと思います.

専門科目は四力問題精選を解き始めました.四力問題精選は今までそれぞれの科目を時間をかけて勉強してきたおかげか,全く手のつかない問題はほとんどありませんでした.1/3ぐらいの問題は初見で完答できていたと思います.ちなみに「四力精選は何周もした方が良い」って書いてあるサイトをいくつか見かけましたが,私は1周しかしていません.

数学に関しては,6月は専門科目の勉強ばかりしていたので,数学の勉強はほとんどしていませんでした.

6月後半からTOEFL iBTの対策も始めました.今考えると,もっと早くから対策すればよかったと後悔しています.対策を始めたのが遅かったせいで目標の点数を取ることが出来ませんでした.

7月

上旬に東大航空宇宙の願書の提出をしました.

10日ごろに東工大からA日程に選ばれたと連絡が来ました.かなりホッとしました.A日程はB日程と比べて圧倒的に合格しやすいので,A日程に選ばれたということは高い確率で合格できるということです.

14日にTOEFL iBTを自宅で受験しました.人生で初めての受験でしたが,かなり難しかったです.80点を目標にしていましたが,結果は68点でした….対策を始めた時期が遅かったのが目標に届かなかった一番の原因だと思っています.

18日にA日程の面接が行われました.A日程の面接については「東工大 機械系 A日程の当日体験談」の記事をご覧ください.

31日に東工大機械系に合格したことが分かりました.ここで東工大に合格できたのが非常に大きかったですね.このおかげでプレッシャーがかなり軽減され,精神的に落ち着いた状態でその後の勉強をすることが出来ました.

7月下旬に初めて過去問演習を始めました.この時に東大航空宇宙の専門科目の過去問を始めて解いたのですが,4-5割ぐらいしか取れなくて,すごく焦りました.一般的な四力の問題は解くことが出来るけど,東大航空宇宙でしか出題されないような航空系とか宇宙工学系の問題が全然解けなかったんですよね.逆に一般的な四力の問題が多く出題される京大機械工学群の過去問は合計7割ぐらい解けたと思います.なのでここから本番までの間は東大航空宇宙対策のために航空系や宇宙工学系の勉強にほとんどの時間を費やしました.

8月

院試までの1か月間はひたすら東大航空宇宙のための航空系や宇宙工学系の勉強をしていました.過去問も解いていましたが,過去問から学ぶというよりかは本番の時間配分や記述の仕方に慣れるために解いていたという感じです.

過去問は東大航空宇宙は手に入った7年分をすべて解きました.が,京大機械工学群は1年分しか解きませんでした.第一志望は東大航空宇宙だったので,東大航空宇宙に全精力を注いでいました.

19日から21日まで京大機械工学群院試のために京都へ行きました.詳しいことは「京大機械工学群の院試 vol.3 当日体験談」の記事をご覧ください.

23日から27日まで東大航空宇宙の試験がオンラインで行われました.詳しいことは「東大航空宇宙の院試 vol.4 当日体験談」の記事をご覧ください.

こうしてすべての大学の試験が終わり,あとは結果発表を待つのみとなりました.

9月

1日に京大機械工学群の合格発表が,10日に東大航空宇宙の合格発表が行われました.自分の番号を見つけたときはものすごくうれしかったです.家族もとても喜んでくれました.

こうして私の院試は幕を閉じました.

最後に

私の院試までの一年間をざっと振り返ってみましたが,いかがだったでしょうか.

質問等あれば遠慮なくコメントへ!

脚注

  1. この時は新型コロナウイルス感染症の影響を受け,TOEFL iBT special home editionという自宅で受験できるバージョンが特別に実施されていたので,それを受験しろとのことでした.

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